コルク栓とスクリューキャップ

きょうはチリワインを試飲しました。「黒い羊」という名前のシリーズでした。
気温上昇中のこの季節にピッタリの白だったので入れることにしました。
赤も飲んだことのないぶどうでおもしろいのがあったので入れちゃいます。
近日入荷予定なのでまた後日詳しくご紹介いたします。
ファルネーゼのロゼも入荷しますのでご期待ください。

さて、今回の試飲のワインも、好評販売中のグレイス甲州も



そうなんですが、最近スクリューキャップのワインが増えてきましたね。
そこで瓶詰めワインの栓のお話です。

ワイナリーやネゴシアンの話、僕なりに調べた事も交えながらいくつかある理由を解説したいと思います。

まずその前にコルクを使う事が環境破壊につながるから人工コルクやスクリューキャップが増えてるとお思いの方、それは全くの誤解です。実際そのような情報も流れた事もありました。自然保護団体が立ち上がってコルク使用を中止しようという運動もあったようですが、後にこういった団体もコルクを使用する事で森林環境が破壊される事はないと訂正しています。
コルクというものはそもそも木の皮です。コルク樫という木の、ぶあつい樹皮をはぎ取って加工します。木材のように木を切り倒すわけではありませんし、樹皮をはぎ取った木は20年近くたって皮を再形成するまで大事に育てられるのでコルク樫の森がなくなる事はありません。

では、なぜコルク栓の瓶詰めワインが減ってきているのでしょうか。
それには大きく二つの理由があるようです。
一つは早飲みワインが増えたこと。二つ目に品質向上のためです。
詳しく言うと、世界的な流れでしょうか、日本酒が日本国内で消費されなくなってきているようにワインの主要生産国でも国内消費が減ってきています。そこでヴィンテージワインよりも、はや飲みワインの生産が多くなってきました。熟成が必要なヴィンテージワインは、保管するストックスペースが必要で、コストがかかるので長期熟成の必要がない早く出荷できる早飲みワインの生産にシフトしているようです。長期熟成にはやはりコルク栓が必要です。微妙な空気の交換がワインをゆっくりまろやかにしてくれます。逆を言えば早飲みワインにはコルク栓が必要ない(後述)ということです。
二つ目にあげた品質向上のためとはどういうことでしょう。コルク栓というのは前述したように自然の木の樹皮を加工します。天然素材ゆえの品質のばらつきや劣化がワインにダメージ
を与えます。ワインのコルク汚染はブショネ(コルクテイント)といいます。これは出荷され
たワインの5パーセントほどにも上るそうです。20本中1本の割合と考えると気にな
りますね。この解決策としてワイナリーが採用しているのがスクリューキャップなのです。

フレッシュさが売りの早飲みワインにはコルク栓が必要ないと言いましたが、誤解を招かないように説明するとスクリューキャップがワインの熟成に直接関わらないということであって
、ワイン自体は瓶内熟成が絶え間なく進みます。そこに加えてコルク栓の時はわずかに外気が入り込む余地があるので複雑な熟成が加わります。一説にはスクリューキャップで密閉された瓶内熟成のスピードはさらにゆっくり進みワインの味わいに良い影響を与えるという説もあります。

いずれにしても未だ研究段階にあり一長一短。ワインの栓にはなにがベストなのかの結論が出るのはまだ先になります。しかし以前のようにワインにはコルク栓しかない、という独占状態の時代よりも品質管理の研究に熱心になり消費者にとっては良い方向に加速しているようですね。
このようなことも踏まえながらワインを飲むとさらに味わいが深まるかもしれませんね。

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